失敗しないハイシャイン。 其の2
僕は繰り返しが好きだ。
何にしても僕の話は基本的に1回では終わらないと思ってくれていい。
(こんなヤツが上司だったら面倒で仕方ないだろうな。はは)
なので、またハイシャインの話だ。
前回、ブートブラックのハイシャインセットを購入し、今まで1度もハイシャイン仕上げに成功しなかった僕がたった5分で成功したことを書いた。
今夜は、
茶色のストレートチップを磨いてみた。
(つま先部分だけね)。
今夜はハイシャインベースを塗った後にハイシャインコートを2回重ねて塗ってみた。
繰り返しになるが、恐ろしいほど簡単に光る。
ちなみに磨きの時間は片足10分。合計20分だ。
さてと。
前回も告白したが、今まで僕はハイシャインに成功したことがなかった。
失敗しては再挑戦し、その都度ネットで情報を収集した。
「水滴はつけすぎない、力は入れない、クロスの面は同じ面を使う・・・」
ぶつぶつと唱えながら「よし、今度こそは」と決意し、少なくとも片足30分以上はコシコシと磨いた。
それでもダメだった。
磨いても磨いても、光るどころか曇っていくばかりだった。
待てど暮らせど光らないものに、僕は理由を求めた。
「安い靴だからだ。高い靴とはきっと革が違うんだ」
「これは僕の問題じゃなく、靴の問題なんだ」と結論付けた。
これが原因でウチの靴箱にはちょっと嫁には値段を言いにくい靴が2足増えたが、
その靴がハイシャインに成功したかどうか結果は言わなくてもいいだろう。
それ以降、僕はハイシャインを諦めていたのだ。
(・・・よくある通信販売の安っぽい広告文みたいになってきたな)
打ちひしがれていた僕は、ふとブートブラックの広告を見て、と続く。
いよいよ陳腐な広告文だな。もういいだろ。
ちなみに今回磨いた靴は、以前何度挑戦しても光らなかった安靴だ。
Aなんちゃらマートのオリジナルブランドで1万円くらいだったと思う。
(この仕上がりをどう思うかは、各人の判断にお任せする。僕は満足だ)
また長くなったな、まとめに入ろう。
もし、僕以外にもハイシャインに失敗して、靴のせいにして、高い高級靴を買おうとしている人がいたら。
靴買う前に、ブートブラックのハイシャインセットを試して欲しい。
万が一満足いかなくても、2,700円(税込)ならどうにか納得できる金額ではないだろうか。
別に僕はブートブラックの回し者ではないけど、
是非僕が体験した
「なにこれすごい、うっわ光ってきた、なにこれ本当すごい」
「俺、出来てる・・・出来てるよな・・・おお出来てるよ!」
感を味わってもらいたいと思う。
相変わらずくどくて偉そうだな。
まったく我ながら上司にしたくないタイプだ。
終わり。
失敗しないハイシャイン。
僕は靴磨きが好きだ。
靴を磨いては、一人、悦に入る。
嫁はそんな僕を見て「・・・どうなりたいの?」と真顔で言うが、まぁ、そんなことはどうでもいい。
話を進めよう。
靴磨きをしていると、壁にぶつかる。
ギターで言えば「F」(個人的にはBの方が本当の壁だと思う)
スケボーで言えば「オーリー」。
靴磨きでは、そう、ハイシャインである。
(偉そうなことを言っているが、僕は靴磨き初心者だ)
ハイシャインには賛否両論というか好みがある。
「あんまりギラギラしているのはちょっと・・・」
「革に悪そう」
それはそれでいい。
個人的には靴なんてある程度手入れされていれば、それ以上は自己満足の世界だと思っている。
しかし、ハイシャインを自分の手で行ったことがある人間が「好きじゃない」というのと、
一度もやったことがない、もっといえば成功したことがない人間が言うのでは重みが違う。
ちなみに僕はハイシャインに成功したことがなかった。
簡単によく光ると評判の、KIWIパレードグロスを使ってもうまくいかなかった。
結果、「あ、俺?敢えてハイシャインはしてないんだよ?ハイシャインするよりクレムで磨いたくらいの光り方が好みなんだよねー」と分かってるヤツを演じていた。
ダサい。ダサいしイタい。
そんな僕が、今夜5分でハイシャインに成功したので記しておきたい。
当たり前だが、靴磨きの腕が突然上がった訳ではない。
これを買ったのだ。
ブートブラックのハイシャインセット。
ハイシャインベースとハイシャインコートと専用クロスと靴べらがセットになって¥2,700(税込)だ。
ちなみにだが、靴べらは例え50円で売ってても買わないくらい安っぽい。
せめてブートブラックのロゴでも入っていて欲しかった。
まぁ、おまけ程度に考えておこう。
楽天を探せば送料込みのお店もあるので、気になる人はどうぞ。
使い方は簡単だ。
(説明口調が偉そうだが、ハイシャインに成功しているので許して欲しい)
まず、ハイシャインベースを薄く塗る。
(塗る際はボロ布でもいいし、セットになっているクロスでもいい。僕は面倒なので指で直接塗りこんだ)
2分ほど待つ。
息をはぁーと吹きかけて、軽く磨く。
(さすがにここからは布を使おう。僕は着古したTシャツで磨いた)
次に、ハイシャインコートを塗る。
軽ーく磨く。
息をはぁーと吹きかけて、また軽ーく磨く。
ここまでおよそ4分。
すると。
「おおおおお?これ、光っているんじゃないか?」
もう一度、ハイシャインコートを塗り、また息を吹きかけて軽く磨いてやると
「なにこれすごい」
「ちょっとなにこれ本当すごい」
塗って磨いてを繰り返すほどに鏡面に近づいていく。
写真では伝わらないだろうが、上から覗くと顔が映る。
ちなみにこの靴は、有名メーカーのものではない。
というか靴メーカーの靴ですらない。タケオキクチで1.5万円くらいの安物だ。
あまりにも簡単だ。
簡単すぎて、人類が手に入れてはいけない力を手に入れたような気がした。
長くなったな。
仕上がりは満足だが、革が何かでコーティングされているようで、革への影響を考えると常用は控えたい。
ハイシャインが必要なドレッシーな場面が出てきたら、これを使えばいい訳なので気も楽だ。
何よりも明日からは、
「あ、俺?敢えてハイシャインはしてないんだよ?ハイシャインするよりクレムで磨いたくらいの光り方が好みなんだよねー」
この言葉にどっしりと重みが出ることだろう。
(今までの人生で1回しか言ったことないけど)
終わり。