photograppler BAKI

ジーパンと靴の記録。基本的におっさんになりかけなので、独り言に近い。

クレム1925で靴を磨こう。

僕は革靴が好きだ。

革靴が好きだから靴磨きが好きなのか、靴磨きが好きだから革靴が好きなのか?

・・・よく考えてみたら、答えられないな。

 

まぁいいや、サクサクいこうぜ。

今日はアレだ、写真をいっぱい使って靴磨きの手順を紹介していくつもりだ。

 

先に言っておくと、靴磨きの手順なんてのは人それぞれで、どれが正解ってのはないんだと思う。

チャーハンの作り方と同じだ。

(ちなみに僕は卵とご飯は先に混ぜておかない派)。

なので、僕のやり方はあくまで僕のやり方であって正解ではないけど、まぁ僕はこのやり方で満足しているので、誰かの参考になれば嬉しい。

 

今日磨く靴は、コイツだ。

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よし、早速始めよう。

ちなみにJAZZなんか流しながらやると、一流の男っぽくていいぜ。

 

 

【01】ブラシで汚れを落とす

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馬毛ブラシでワシワシかつシャッシャッとブラッシングだ。

ほこりを落とすのが目的なのだが最初が肝心だ、ここは丁寧にやっておこう。

 

 

【02】クリーナーで古いクリームや汚れを落とす

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クリーナーと言えば、ステインリムーバーが有名だな。

だが僕はAなんちゃらマートで売っていたこいつを使っている。

無くなったらステインリムーバーを買うつもりだが、3年経ってもなかなか減らない。

 

使い方はボロ布にクリーナーをちょっと取って、古いクリームを溶かして拭き取るイメージ。

ここで古いクリームやらワックスを落としきるのが重要だ。

 

ポイントは、「強くこすらない」こと。

強くこすると、革に負担がかかって良くないらしい。シャンプーと同じだな。

 

 

左足(向かって右)だけ、クリーナーで落としてみたのがこちら。

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ツヤが無くなっているのが分かるだろうか?

 

 

【03】デリケートクリームで水分補給

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はい、みんな大好きデリケートクリーム(通称デリクリ)。

 

革靴には乾燥が大敵だそうだ。

乾燥すると、ヒビ割れの原因にもなるらしい。

そこで、このデリケートクリームで水分補給をしてあげよう。

ただ、あんまり塗りこみすぎると革が柔らかくなりすぎて型崩れの原因になるとかならないとか。

型崩れを起こしたことはないが、なんだか怖いのでとりあえず薄く塗っておこう。

難しいことは考えず、塗ったそばから革が吸い込んでいく様を楽しめばいいと思う。

 

塗り方だが、僕は直接指で塗りこむ。

ぼろ布で塗ってもいいんだろうけど、布にめっちゃ吸われるからね。

 

 

さぁ、ようやく次はクレムの出番だ。

だけど焦らずに。デリクリを浸透させるために30分ばかり放置しておこう。

何なら、ここから先は次の日にしてもいい。

 

 

【04】クレム1925と豚毛ブラシでツヤを出す

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クレム1925には豊富なカラーバリエーションがあり、全13色もあるそうな。

僕は黒とニュートラルしか持っていないけどね。

 

色落ちした靴を補色したいなら、似た色のクレムを使うのがいいと思う。

そんなに色落ちしていないなら、何色の靴にも使えるニュートラルで問題ない。

個人的には経年変化を楽しむためにも、茶色の靴にはニュートラル一択だ。

 

肝心の使い方だが、クレムのガラス瓶に書いてある使い方の絵が分かりやすい。

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フランス語は知らないが、それでも何も問題は無いよ。

ブラシかけて、クレム塗って、5分待って、ブラシで磨こう。って書いてある。

間違いない。

 

この図では塗るときに小さなブラシを使っているが、僕は手で塗る。

面倒だし、小さいブラシ持ってないし。

また、クレムが体温で溶けて塗りやすくなってる気もするしね(根拠なし)。

 

また、この靴のようにメダリオン(飾りの穴のことね)があると、こんな風に穴にクレムが入ってしまうことがある。

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気になる人は爪楊枝でほじくり出したほうが良いと思う。

まぁほじくらなくても、ブラシ掛けまくればあんまり気にならなくなるけどね僕は(経験済み)。

 

いい加減なヤツだな、なんて言うなよ。

もうちょっとだ、最後までいこうぜ。

 

5分経ったら、豚毛ブラシでガシガシ磨こう。

豚毛ブラシって高いよ、って人は化繊ブラシでも問題ない。

こないだまで化繊ブラシで磨いていた僕が言うんだ、間違いないよ。

おっと、化繊ブラシでもいいけど、最初にほこり落とした時に使ったブラシとは別のブラシを使おう。

 ほこりまみれのブラシで磨いちゃいかんってこった。

 

 左足(向かって右)だけ、ブラシで磨いたのがこちら。

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ツヤツヤである。グロッシーである。

ここから、更にもう一段階輝かせるために、最後のステップへ進もう。

 

 

【05】グローブで乾拭きして、磨きこもう

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靴磨きの仕上げは、乾拭き。乾拭きイズ真髄オブ靴磨き。

僕はこの乾拭きに一番時間を掛けているくらいだ。

乾拭きのメリットは2つある。

ひとつは、するのとしないのでは、光り加減が一段違う。

ふたつ目は、ニュートラルで磨くと少し磨き残しがあると数日後にある困ったことが起こる。

なんというか白っぽくなってしまうのだ。

心配いらない、がっつり乾拭きしてやることでその問題も解決だ。

 

グローブは何でもいいと思う。

僕はおなじみAなんちゃらマートで2枚入り400円のヤツを使っている。

 

 

・・・ああ、長くなったな。

本当はこの後に

【06】ハイシャインでビッカビカにしよう

【07】ミンクオイルで革底に潤いを与えよう

【08】コバインキでコバを補色しよう

 と思ったけど、もう疲れた。

正直、クレムで磨くだけで十分なツヤは出るしね。

 

この自己満足な記事が、誰かの靴磨きの役に立てば嬉しい。

グッダナイ。

 終わり。

憧れた靴、僕にとってはそれがトリッカーズ。

僕は靴が好きだ。

なかでも一番好きな靴がこれだ。

 

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そう、トリッカーズのカントリーブーツ。 

靴好きで知らない人はいないだろう。

イエローモンキー好きでJAMを知らないヤツはいないだろ、ってくらいに有名だ。

(僕は例えが下手なことで有名です)



出会ったのは3年前。

このエイコンアンティークの色味と、靴そのものの色気に一目でヤラレた。

その時の心情を説明するために、ヒロトの言葉を借りれば、こうだ。

 

それは僕の心臓ではなく、それは僕の心に刺さった

「14才」甲本ヒロト

上記の「それ」とは、 ヒロトに取ってはロックンロールだったが、僕に取ってはトリッカーズだった。


ちなみにこの靴。

嫁からの評判は、すこぶるよろしくない。

◼脱ぎ履きに時間がかかる

◼その靴履いてるときって、うつ向いてニヤニヤしてるのが気持ち悪い

 てのが嫁の言い分だ。

そうそう、息子が生まれてからは、

◼その靴じゃ公園で遊んでやれないでしょ、

てのも増えた。



心当たりは…あるな。

しかし、だ。

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この佇まいの前ではどうでもいいことだ。

この、ソールのゴツさがたまらん。

憧れで終わらせないで良かった。



さて、ブラシもかけたし。寝るか。

失敗しないハイシャイン。 其の2

僕は繰り返しが好きだ。

何にしても僕の話は基本的に1回では終わらないと思ってくれていい。

(こんなヤツが上司だったら面倒で仕方ないだろうな。はは)

 

なので、またハイシャインの話だ。

前回、ブートブラックのハイシャインセットを購入し、今まで1度もハイシャイン仕上げに成功しなかった僕がたった5分で成功したことを書いた。

photograppler.hatenablog.com

 

今夜は、

 

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茶色のストレートチップを磨いてみた。

(つま先部分だけね)。

 

今夜はハイシャインベースを塗った後にハイシャインコートを2回重ねて塗ってみた。

繰り返しになるが、恐ろしいほど簡単に光る。

ちなみに磨きの時間は片足10分。合計20分だ。

 


さてと。

前回も告白したが、今まで僕はハイシャインに成功したことがなかった。

失敗しては再挑戦し、その都度ネットで情報を収集した。

「水滴はつけすぎない、力は入れない、クロスの面は同じ面を使う・・・」

ぶつぶつと唱えながら「よし、今度こそは」と決意し、少なくとも片足30分以上はコシコシと磨いた。

 

それでもダメだった。

磨いても磨いても、光るどころか曇っていくばかりだった。

 

待てど暮らせど光らないものに、僕は理由を求めた。

「安い靴だからだ。高い靴とはきっと革が違うんだ」

「これは僕の問題じゃなく、靴の問題なんだ」と結論付けた。

 

これが原因でウチの靴箱にはちょっと嫁には値段を言いにくい靴が2足増えたが、

その靴がハイシャインに成功したかどうか結果は言わなくてもいいだろう。

 

それ以降、僕はハイシャインを諦めていたのだ。

 

(・・・よくある通信販売の安っぽい広告文みたいになってきたな)

打ちひしがれていた僕は、ふとブートブラックの広告を見て、と続く。

いよいよ陳腐な広告文だな。もういいだろ。

 

ちなみに今回磨いた靴は、以前何度挑戦しても光らなかった安靴だ。

Aなんちゃらマートのオリジナルブランドで1万円くらいだったと思う。

(この仕上がりをどう思うかは、各人の判断にお任せする。僕は満足だ)

 

また長くなったな、まとめに入ろう。


もし、僕以外にもハイシャインに失敗して、靴のせいにして、高い高級靴を買おうとしている人がいたら。

靴買う前に、ブートブラックのハイシャインセットを試して欲しい。

 

万が一満足いかなくても、2,700円(税込)ならどうにか納得できる金額ではないだろうか。

 

別に僕はブートブラックの回し者ではないけど、

是非僕が体験した

「なにこれすごい、うっわ光ってきた、なにこれ本当すごい」

「俺、出来てる・・・出来てるよな・・・おお出来てるよ!」

感を味わってもらいたいと思う。

 

相変わらずくどくて偉そうだな。

まったく我ながら上司にしたくないタイプだ。

 

終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

失敗しないハイシャイン。

僕は靴磨きが好きだ。

靴を磨いては、一人、悦に入る。

嫁はそんな僕を見て「・・・どうなりたいの?」と真顔で言うが、まぁ、そんなことはどうでもいい。

話を進めよう。



靴磨きをしていると、壁にぶつかる。

ギターで言えば「F」(個人的にはBの方が本当の壁だと思う)

スケボーで言えば「オーリー」。

靴磨きでは、そう、ハイシャインである。

(偉そうなことを言っているが、僕は靴磨き初心者だ)

 

ハイシャインには賛否両論というか好みがある。

「あんまりギラギラしているのはちょっと・・・」

「革に悪そう」

 

それはそれでいい。

個人的には靴なんてある程度手入れされていれば、それ以上は自己満足の世界だと思っている。

 

しかし、ハイシャインを自分の手で行ったことがある人間が「好きじゃない」というのと、

一度もやったことがない、もっといえば成功したことがない人間が言うのでは重みが違う。

 

ちなみに僕はハイシャインに成功したことがなかった。

簡単によく光ると評判の、KIWIパレードグロスを使ってもうまくいかなかった。

結果、「あ、俺?敢えてハイシャインはしてないんだよ?ハイシャインするよりクレムで磨いたくらいの光り方が好みなんだよねー」と分かってるヤツを演じていた。

ダサい。ダサいしイタい。

 

そんな僕が、今夜5分でハイシャインに成功したので記しておきたい。

当たり前だが、靴磨きの腕が突然上がった訳ではない。

 

これを買ったのだ。

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ブートブラックのハイシャインセット。

ハイシャインベースとハイシャインコートと専用クロスと靴べらがセットになって¥2,700(税込)だ。

ちなみにだが、靴べらは例え50円で売ってても買わないくらい安っぽい。

せめてブートブラックのロゴでも入っていて欲しかった。

まぁ、おまけ程度に考えておこう。

楽天を探せば送料込みのお店もあるので、気になる人はどうぞ。

 

 

使い方は簡単だ。

(説明口調が偉そうだが、ハイシャインに成功しているので許して欲しい)

まず、ハイシャインベースを薄く塗る。

(塗る際はボロ布でもいいし、セットになっているクロスでもいい。僕は面倒なので指で直接塗りこんだ)

2分ほど待つ。

息をはぁーと吹きかけて、軽く磨く。

(さすがにここからは布を使おう。僕は着古したTシャツで磨いた)

 

次に、ハイシャインコートを塗る。

軽ーく磨く。

息をはぁーと吹きかけて、また軽ーく磨く。

ここまでおよそ4分。

 すると。

「おおおおお?これ、光っているんじゃないか?」

もう一度、ハイシャインコートを塗り、また息を吹きかけて軽く磨いてやると

「なにこれすごい」

「ちょっとなにこれ本当すごい」

 

塗って磨いてを繰り返すほどに鏡面に近づいていく。

 

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写真では伝わらないだろうが、上から覗くと顔が映る。

ちなみにこの靴は、有名メーカーのものではない。

というか靴メーカーの靴ですらない。タケオキクチで1.5万円くらいの安物だ。

 

あまりにも簡単だ。

簡単すぎて、人類が手に入れてはいけない力を手に入れたような気がした。

 

長くなったな。

仕上がりは満足だが、革が何かでコーティングされているようで、革への影響を考えると常用は控えたい。

ハイシャインが必要なドレッシーな場面が出てきたら、これを使えばいい訳なので気も楽だ。

 

何よりも明日からは、

「あ、俺?敢えてハイシャインはしてないんだよ?ハイシャインするよりクレムで磨いたくらいの光り方が好みなんだよねー」

この言葉にどっしりと重みが出ることだろう。

(今までの人生で1回しか言ったことないけど)

 

 

終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 

フルカウントと僕。

僕はジーパンが好きだ。
ジーパンは穿き続けると色落ちをする。
当たり前だけど、大事なことだ。

始めて買ったジーパンは15歳の時に、リーバイスの512。
太めのシルエットだったと思う。
いま思えば、「何だよそのチョイス」と鼻で笑ってしまいそうだが、当時の僕には一番格好よく見えた。

まぁ、それはそれとして。

7年ほど前に、レプリカジーンズというものを知った。
ドゥニームやエビスジーンズ、フラットヘッドにシュガーケーン。
レプリカジーンズの雑誌(分かる人には分かるだろう、誤字脱字が多いあの雑誌だ)を毎晩隅々まで読んで、買うべきジーパンを慎重に選んだ。

最終的に選んだのは、これだ。


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フルカウントの1101。
またもや太めのシルエットだ。

決め手となったのは、ジンバブエコットンは穿き心地がいいという雑誌の一言だった。

この言葉に嘘はなかった。
穿く程に柔らかくなり、馴染んでくれた。
今までに穿いたジーパンの中でも一番穿き心地がいい。誇張なしに段違いだ。

色落ちも自然で気に入っている。
フルカウントの良さは、この自然な色落ちだと思う。

穿き過ぎて、膝は破けてヒゲのところも破けてきている。
定期的にしっかり洗っても、やはり生地には寿命があるのか。


革パッチもこの有り様だ。

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まぁ、過ぎたことは仕方がない。
あのジーパン界の御大ではないが、たかがジーパンだしな。


それにしても、色落ちしたジーパンの写真を撮るのは楽しい。

終わり。






クレム1925を知ってるかい

僕は靴磨きが好きだ。
靴磨き歴は浅いが、好きだ。


3年ほど前に、セールで革靴を買った時に
一緒に靴磨きグッズを購入したのがきっかけ。
それまでは「革靴は消耗品」とか思っていなかった。
この国で靴磨きなんてするヤツは、気取ったおっさんだけしかいないとも思っていたくらいだ。

しかし、実際に磨いてみると
何だよ、楽しいじゃないかよ…と。

楽しいだけじゃなく、靴自体の寿命も伸びた。
(ここは靴を買い足したことによるローテーションの効果のほうが大きいと思う)。



黙々と一人で行うその作業は、気がつくと没頭している。
終わってみれば、手元にはさっきより明らかに黒光りしている靴と、まるで写経を済ませた時のような充実感が残る。
(写経なんてしたことないけど)。


そうなると、もっとたくさん靴を磨きたくなるし、
もっといい靴クリームを試してみたくなる。


この3年間で3種類の靴クリームを試したが、とりあえず僕の靴磨きはクレム1925で落ち着いた。

ギラリと光る仕上がりには好き嫌いはあるだろうが、僕は大好きだ。

ポイントは仕上げの乾拭きだ。
ブラシで磨くのと同じくらいの時間をかけて磨いてやると、もう一段上の輝きを放つ。

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うちの玄関の照明とスマホカメラでは伝わらないのは重々承知している。

終わり。

プチニュースタンダードと僕

僕はジーパンが好きだ。
詳しい知識はないが、好きだ。

2年前に子どもが産まれたときに新しくジーパンを買った。
それがこれだ。


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APCのプチニュースタンダード。
シルエット的なことを言えば、テーパードがいい。
穿いたときにシュッとして見える。

ジーパン欲しいけど、どれ買ったらいいか分からない
という人がいたら自信を持ってこれを勧める。


色落ちもまずまずだ(個人的には)。
子どもに膝の上で粗相をされる度に洗濯を繰り返し、もう何度洗ったか分からない。
しかしのっぺりボンヤリした色落ちにならないのは、きっと生地がいいんだろう。


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干している姿も絵になる(気がする)。

終わり。