アニリンカーフクリームと僕。
僕は靴磨きが好きだ。
歓送迎会やら飲み会も増えてくるこの時期、常に靴はピカピカにしておきたい。
まぁ、この時期に限った話ではないけどな。
さて、せっかくハイシャインでビッカビカに磨き上げた靴も
5回から長くても10回も履けばまた磨き直しである。
靴にこだわりのない方は、
「え?そんなに手入れするの?面倒臭いんだね」
「俺なんて通勤で毎日同じ靴履いてるけど、手入れなんかしたことねーよ」
とか、平気で言ってきたりする。
それはそれでいい。
いわゆる自己満足の世界なので、分かる人にだけ分かってもらえればいい。
(僕は車と靴はビカビカでないと気に食わないタイプだ)。
さ、それでは話を進めよう。
ハイシャインで仕上げて10回ほど履くと、こうなる。
(つまさき部分、専門用語でトゥ部分に注目して欲しい)
どこかでこすってしまったり、せっかくのワックスがひび割れてしまったりと
ハイシャインが災いして、逆にみすぼらしくなってしまった。
ここで、ようやくだ。本題に入ろう。
(今日はそんなに無駄話はしていないな。イエモン再結成の話でもしようか?)
上記のように、みすぼらしくなってしまったらどうするか、だ。
毎回毎回、クリーナーで古いワックスを落として、デリクリとクリームを塗り直す?
多分それが正解だと思う。
でも、毎回毎回そこまでするのは面倒・・・って時に活躍するのが、アニリンカーフクリームだ。
アニリンカーフクリームの詳しい説明はお手元の電子端末で調べてもらうとして、
(調べんのダルいよ、って人向けに、デリケートクリームとアニリンカーフクリームの違いを一番最後に記しておこう)
早速アニリンカーフクリームを塗った後がこちら。
上出来だ。
細かいすり傷が消えて、ツヤが回復しているのが分かってもらえると思う。
アニリンカーフクリームを塗って磨くだけなので片足2分。合計4分で輝きが戻ってきた。
クリーナーで古いワックスを落として、クリーム塗り直して・・・ってしてたら20分程度かそれ以上はかかってしまうので、非常に楽チンだ。
是非、皆様もお試しあれ。
番外編
【デリケートクリームとアニリンカーフクリームの違いと僕】
僕の個人的な意見ね。根拠はないからね。
革製品に栄養と水分補給するのがデリケートクリーム。通称デリクリ。
どんな革製品にでも(多分)使えるけど、これだけじゃツヤは出ない。
何故かって?ツヤ出し成分(ロウ)が入っていないから。
次に、アニリンカーフクリームは、ツヤ出し用のクリーム。
ロウが入っているので、ツヤが出る。
(でも、ツヤは弱め。クレム1925みたいにビッカビカにはならない)。
特徴は柔らかくてデリケートな、ふとするとシミになりそうな革製品にも(きっと)使える。
製品名から察するに
アニリン染め(デリケートな染め方)された、
カーフ(子牛の革。柔らかくってデリケートな素材)用のクリーム
ってことだろうけど、その安心感からどんな革製品にでも(おそらく)使える。
番外編2
【デリケートクリームとアニリンカーフクリームのメリットと僕】
デリケートクリームとアニリンカーフクリームを使うメリットは、
「どんな革製品にでも(多分)使える」という安心感と
重ね塗りしても、そこまで革製品に負担がかからないという、この2点。
通常の靴クリームにはツヤ出し成分のロウが含まれていて、これは蓄積されると革にあんまりよろしくないらしい。
その点、アニリンカーフクリームにもロウ成分は含まれてはいるものの、使った感じでは、その含有量や割合はかなり控えめみたい。
なのでそこまで神経質にならなくてよさそうだ。
繰り返すけど、根拠はないからね。
使ってみての僕個人の感想だからね。
よし、寝るか。
おやすみなさい。